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青汁の代名詞である「ケール」について

青汁がはじめて商品として世に出た時から使用され続けている野菜がケールです。 ケールは今では青汁の代名詞といえる程にまで世間に浸透しています。ケールの原産地は地中海の沿岸で、正式な和名は緑葉甘藍(リョクヨウカンラン)あるいは羽衣甘藍(ハゴロモカンラン)といいます。

ケールとは

ケールは江戸時代に日本に入ってきた葉野菜で、原産地は地中海沿岸地方です。キャベツに似ていますが結球せず、まっすぐに伸びた茎に長円形や楕円の葉がついています。葉は縮れているものや比較的まっすぐなものがあります。

ケールはアブラナ科アブラナ属に分類されいくつかの種類があり、色も濃い緑色から明るめの緑色までさまざまです。日本ではケールは青汁の原料として有名ですが、海外ではサラダをはじめ炒め物、蒸し物、スープなどの加熱する料理にも使用されているポピュラーな野菜です。またおやつやおつまみに、ケールの葉をオーブンでローストし塩をかけたケールチップスも人気を呼んでいます。

ケールの種類

ケールは葉が縮れたカーリーケール、葉が楕円で縮れのない薄緑色のコラードケール、濃い緑の縮れた葉がパセリのようにみえるキッチンケールがあります。また癖が少なく生食に向くレッドケール、グリーンケール、ブラックケールなどのベビーケール、イタリアのトスカーナ地方原産のカーボロネロなどがあります。カーボロネロは細長い縮れの少ない深緑色の葉がついています。

どのケールも見た目は葉が固そうですが実際はそうでもなく、特にカーリーケールなどは柔らかく生食に向いています。

ケールの栄養

ケールは緑黄色野菜の中でもビタミンやミネラルの含有量が多く、野菜の王様と呼ばれます。

ケールの生の葉100gあたり28kcalで、主な栄養素の量は次のとおりです。

・たんぱく質2.1g 、食物繊維総量3.7g

・カリウム420 mg、カルシウム220mg、マグネシウム44mg、リン45mg

・βカロテン2900μg、葉酸120μg、ビタミンK 210μg、ビタミンC 81mg

このほかにも鉄、亜鉛、銅、マンガン、セレン、クロム、ビタミンB群、ビタミンE等を豊富に含みます。

ケールの効能

ケールは抗酸化作用があり血行を促進し、動脈硬化や生活習慣病の防止に役立ちます。食物繊維は便秘を解消し、腸内環境を整えるのを助けます。豊富に含まれるビタミン類は肌荒れを予防、改善し、美白、疲労回復など に役立ちます。

ケールはカルシウムとカルシウムの吸収を助けるビタミンKやマグネシウムを含むため、骨や歯の健康維持と促進に貢献します。

ルテインで目を健康にする

ケールには抗酸化物質のルテインという成分が含まれています。ルテインは食品に含まれる色素の一種で、加齢黄斑変性症や白内障、緑内障の予防と改善など目の健康に役立ちます。

メラトニンで睡眠の質を高める

ケールは体内時計を正常にするメラトニンという神経ホルモンの一種の成分を含みます。このため良質な睡眠を得る助けにもなります。

グルコシノレートで抗酸化作用と解毒作用を得る

ケールはアブラナ科の植物に含まれるイソチオシアネートという硫黄化合物を含みます。イソチオシアネートは大根やわさびに含まれる辛味の元になる成分で、キャベツやブロッコリーそしてケールにもグルコシノレートという形になって含まれています。グルコシノレートは抗酸化作用や解毒作用が注目されている成分です。

血糖値と中性脂肪値の上昇を抑える

国内のある企業の実験で、ケールを原料にした青汁を1年以上継続して飲んだ50歳から69歳の女性の血糖値と中性脂肪値が、同年齢の条件の女性の値より低いという結果が出ています。また別の実験でもケールは食後の血糖値の上昇を抑えるという結果が出ています。

ケールの産地と旬

ケールは茨城県、島根県、岡山県、福岡県、大分県、鹿児島県、宮崎県、長野県、愛知県などの各地で栽培されています。これとは別に青汁用に各企業が独自に栽培をしていることもあり、年間の生産量は1万トンを超えると推測されます。

ケールは国内ではほとんどが青汁や飲み物の原料として消費され、現物が一般のスーパーや八百屋で売られているのを見かけることはあまりありません。時々、自然食品を取り扱うお店や通販で販売されていることがあります。

ケールの旬はキャベツと同時期の11月から2月の秋から冬にかけてといわれています。

ケールの利用法用と保存

ケールは青汁に使う場合、葉も茎も使用できます。きれいに洗ってから適当な大きさにちぎりジューサーにかけます。

サラダに使用する場合は茎や白い葉脈の部分を取り除き、刻んで使うと食べやすいです。キャベツや人参と一緒にコールスローにすると食感も良くおいしく頂けます。胡麻和えなどにも適しています。

炒め物など加熱調理する場合はオリーブオイルを使用し、ニンニクなどと一緒に炒めるだけで副菜として役立ちます。

スープに入れる場合は他の野菜や肉と一緒に煮込むと良いでしょう。

ケールは比較的日持ちしやすい野菜です。湿らせた新聞紙に包み、冷蔵庫に保存します。とはいえできるだけ早く、新鮮なうちに使用した方が栄養価も高く味も良いです。

ケール摂取の注意点

ケールはビタミンKを含む関係上、血栓症の治療薬のワーファリンなど抗凝固剤を服用中の方は相互作用があるため注意が必要です。

現在、国内で実際のケールを購入できる機会はあまり多くはなさそうですが、青汁の原料としてケールを摂取することができます。緑黄色野菜の中でも特に栄養価の高い野菜で、健康増進のため利用する価値は大きいといえます。まだケールを試したことがない方は一度、青汁を飲んでみませんか?

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