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青汁と納豆は無敵の組み合わせ

健康的な飲み物の代表である青汁と日本古来の発酵食品の納豆。実はこのふたつ、栄養上無敵の組み合わせです。組み合わせといっても納豆を青汁に混ぜて食べるわけではありません。納豆を取り入れた食事と青汁を食事に加えるだけで、ほぼ完璧な栄養を摂取できます。

青汁と納豆の組み合わせは栄養価を高める

青汁は大麦若葉やケールなどの緑黄色野菜の絞り汁で、納豆は大豆を発酵させた食品です。青汁はビタミンやミネラルが豊富で納豆はたんぱく質が多く含まれています。青汁と納豆を組み合わせると、お互いに少量しか含まれていない栄養素を補い合うことにより、完全といっても過言ではない程の栄養を得ることができます。

青汁の栄養成分

青汁は原料に使用される野菜により栄養成分が多少異なります。しかしいずれも緑黄色の葉物野菜で似た成分を含みます。たとえば青汁の代表、ケールには次のような栄養成分が含まれます。

ビタミン類

ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK

ミネラル

ナトリウム、カルシウム、鉄分、マグネシウム、亜鉛、銅、リン、カリウム、セレン、クロム、マンガン、ヨウ素、モリブデン

ビタミン、ミネラル以外の成分

たんぱく質、脂質、炭水化物、脂肪酸、食物繊維、葉緑素、ルテイン、グルコシノレート、メラトニン

青汁(ケール)の栄養成分の特徴

たんぱく質も含まれていますが、量的には100グラムあたり2.1グラムと少なめです。しかしビタミン類やミネラルは種類も多く量も豊富に含まれています。

食物繊維は水溶性食物繊維が100グラムあたり0.5グラム、不溶性食物繊維は3.2グラムと不溶性の割合がかなり高いです。 抗酸化物質のルテイン、アブラナ科の野菜に含まれる グルコシノレート、 ホルモンの一種のメラトニンが含まれているのもケールの特徴です。

納豆の栄養成分

納豆(糸引き納豆)には次の栄養成分が含まれています。

ビタミン類

ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンC、ビタミンB12

ミネラル

ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、セレン、クロム、モリブデン、ヨウ素

ビタミン、ミネラル以外の成分

たんぱく質、脂質、炭水化物、脂肪酸、食物繊維、ナットウキナーゼ、イソフラボン、ポリアミン

納豆の栄養成分の特徴

たんぱく質が豊富で100グラムあたり16.5グラムを含みます。ビタミンC、ビタミンB12、ヨウ素は含まれてはいますがいずれも微量です。ビタミンAは含まれません。

食物繊維は水溶性食物繊維が100グラムあたり2.3グラム、不溶性食物繊維は4.4グラム含まれています。水溶性と不溶性の理想の割合は2:1なので、納豆は食物繊維のバランスが取れている食品といえます。

納豆には特有成分のナットウキナーゼが含まれています。これは大豆の製造過程で作られる成分です。また植物性エストロゲンの大豆イソフラボンやアミノ酸の一緒のポリアミンを含みます。

青汁の期待できる効果

青汁は抗酸化作用のあるビタミンCなどを豊富に含み、老化を防止し血行を促進し免疫力を高めます。また動脈硬化、生活習慣病の予防と改善、美肌やアンチエイジング効果も期待できます。カリウムやカルシウムなどのミネラルも豊富で血圧を安定させ、骨や歯を丈夫にするよう働きかけます。食物繊維は整腸作用、便秘の解消に有効です。

ケールを原料にした青汁はルテインが目の健康に、グルコシノレートが解毒と抗アレルギー、メラトニンが規則的な睡眠をもたらす効果があります。

納豆の期待できる効果

納豆は発酵食品で乳酸菌が含まれ、腸内環境を整え便秘を解消し免疫力を高める働きがあります。ナットウキナーゼやポリアミンは血栓を予防し、コレステロール値を下げ、動脈硬化を防ぐのに効果的です。またイソフラボンは更年期障害の改善、美肌などの効果が見込めます。

納豆に含まれるたんぱく質は植物性たんぱく質です。動物性たんぱく質に比べ脂質も少なく、肥満を気にする方やダイエット中の方のたんぱく源としても優れています。

青汁と納豆の組み合わせは無敵

このように納豆を取り入れた食事と青汁を一緒に飲むと、ほぼすべての栄養成分を一度に摂取することができます。そのうえ、両方に共通して含まれる栄養成分を増量摂取することができます。

一緒に摂取してもお互いの栄養成分を妨害するようなことは起こりません。青汁と納豆の組み合わせでは不足しているものはないといえる程の栄養成分を摂ることができ、これが青汁と納豆は無敵の組み合わせといわれる理由です。

青汁を飲むのは食事の時、そして食事には納豆を加える。この無敵の組み合わせを覚えて実行してみましょう。

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