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イソフラボンのコラーゲン生成作用による美容効果とは

女性ホルモン様作用を持つフラボノイドの一つのイソフラボンには、肌にハリや弾力をもたらし、骨や関節の柔軟性を守るために働くコラーゲンを生成する作用が認められています。
構造上、伸縮性やしなやかさに恵まれた性質を持つコラーゲンは、年齢とともに減ってしまうため、その合成量の減少や質の低下が人体の老化に大きな影響を与えています。
コラーゲン合成を促す作用を持つエストロゲンも加齢に伴い分泌量が下がるため、イソフラボンがその代わりとなって、コラーゲンの合成量の維持や老化防止に役立っているのです。
この記事では、イソフラボンの持つコラーゲン生成の働きについてご紹介します。

コラーゲンとは?

コラーゲンは人体の構成成分となるタンパク質の一つで、全身のあらゆる部位に存在して身体の弾力を生み出す働きをする成分です。
かつて単細胞生物だった生き物が、多細胞へと進化する際に必要となった成分がコラーゲンで、個々に存在する細胞同士を結びつける働きをします。
人体は体重比で見ると約60%が水分で構成され、次いで約20%がタンパク質でできており、コラーゲンはそのうちの約30%を占めています。
また、コラーゲンの約40%は皮膚に、約10~20%が骨や軟骨に、約7~8%が血管に含まれるなど、身体の基礎をつくる働きをするうえ、体内の組織や器官を適切な位置に据える重要な役割を担っているのです。

コラーゲンには種類がある

人体は60兆個もの細胞で構成されていて、その一つ一つの周りを満たす『細胞外マトリックス』の主成分となり外から細胞を守るのがコラーゲンです。
全身に存在するコラーゲンは、作用する場所や役割によって種類が異なるものの、ほかのタンパク質にはない『三重らせん構造』をしている共通点があるのが特徴です。
三重らせん構造とは、1,000個ものアミノ酸が鎖のようにつながってできた『ポリペプチド』が3本集まりコイルのように巻かれた形のことで、これによってコラーゲン特有の弾力性や伸縮性が生まれるのです。
コラーゲンは現在までに29種が確認されており、代表的なものには皮膚や骨・腱に存在して弾力をもたらす『Ⅰ型』や、軟骨や関節を形成するほか目の角膜や硝子体にも含まれる『Ⅱ型』などが挙げられます。
その他には、臓器に柔軟性を与える『Ⅲ型』や表皮細胞の正常な働きを支える基底膜の大部分を占める『Ⅳ型』、血管や胎盤に含まれる『Ⅴ型』などが代表的なコラーゲンとして知られています。

コラーゲンの性質について

弾力性を持つコラーゲンには、肌ではハリやツヤをもたらす作用や、骨の内側から柔軟性を保つ働き、血管では柔軟性を保って血液循環をよくする働きなど、多様な効能が認められています。
コラーゲンは体内のさまざまな組織の中で常に新陳代謝をくり返し、その合成量を保つために機能します。
とはいえ体内のコラーゲンの量は、加齢による新陳代謝の衰えとともに減少していき、個人差はあるものの50代を迎えるとピーク時の20代の約50%にまで低下してしまうのです。
また、加齢に伴い代謝が下がると、タンパク質の合成にも徐々に影響が及び、コラーゲンの質が低下することも分かっています。
タンパク質の中でもコラーゲンは三重らせん構造を持つ唯一の成分のため、非常に丈夫で代謝の周期も長く、一旦つくられると数ヶ月から数年かけて分解される性質があります。
その間にストレスや紫外線などで発生した活性酸素によって酸化され、もともと備わっている弾力性が損なわれて変質したコラーゲンが増えてしまいます。
すると肌ではハリが失われてシワやたるみとなって現れたり、骨や関節の柔軟性が失われたりする老化現象の原因の一つとなるのです。

コラーゲンと女性ホルモンとの関係性について

人体の正常な機能を保つために、人の体内では100種を超えるホルモンが分泌されており、中でもエストロゲンはコラーゲンと深く関わるホルモンの一つです。
400以上もの働きを持つエストロゲンにはコラーゲンの合成を促す作用も挙げられ、閉経を迎える準備期間である40代半ば以降にエストロゲンの分泌量が減少すると、コラーゲンの代謝も低下してしまいます。
すると皮膚のハリや弾力が失われて肌の老化が進むほか、コラーゲンが構成成分の多くを占める骨や関節、血管や毛髪などの組織も衰えを見せるのです。

イソフラボンによるコラーゲン生成の作用

エストロゲンに似た構造を持つフラボノイドの一つであるイソフラボンは、エストロゲン様作用と抗酸化作用を備えた成分です。
エストロゲンが不足している場合にはその代わりとして作用するので、エストロゲンの持つコラーゲン生成作用を促して新陳代謝を整え、合成量を維持するために働きます。
イソフラボンには、軟骨の構成成分でもあるコラーゲンを分解する『MMP-3(マトリックスメタロプロテアーゼ-3)』というタンパク質分解酵素を抑える働きがあることが明らかにされています。
イソフラボンの持つコラーゲン分解を防ぐ働きに加え、抗酸化作用により紫外線やストレスなどで大量に発生する活性酸素の体内成分への攻撃を抑え、コラーゲンの酸化や分解を防いで老化防止に役立っているのです。

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