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イソフラボンによる骨粗鬆症の予防効果とは

大豆の胚芽に多く含まれるイソフラボンは、構造が女性ホルモンのエストロゲンによく似ている成分で女性ホルモン様作用を持つため、骨粗鬆症の予防にも効果が期待されています。
エストロゲンは骨の健康維持に重要な役割を持つので、分泌量が低下すると骨密度も下がってしまうのです。
特に加齢と共に卵巣の働きが衰える女性は、骨密度に注意が必要とされています。
この記事では、イソフラボンによる骨粗鬆症の予防効果についてご紹介します。

骨粗鬆症とは?

中高年世代に多い骨粗鬆症とは、骨の中の組織が粗くスカスカになり、強度が低下して骨折のリスクが高まる症状をいいます。
その骨折も、くしゃみやつまずいて手をつくといった弾みで起こってしまう場合があるので、決して軽視はできません。
命にかかわる疾患ではないものの、骨粗鬆症による骨折から寝たきりや介護が必要になる人も少なくないため、定期的に骨密度をチェックするなど、普段から予防を心がけることが重要です。

骨粗鬆症にかかる割合

骨粗鬆症を発症する人の割合は年齢が高くなるにつれて上がる傾向にあり、特に日本人女性の50代で9~10人に1人、60代では3人に1人、70代に至っては全体の半数の人が患っていると考えられています。
正確な患者数は把握できていないものの、骨折の危険性を抱えている人は1,200万人とされ、その内の20%程度の人しか実際に治療を行っていないといいます。
というのも、骨が弱くなるのは歳のせいだから仕方ない、と考えている人が多いためと見られています。
骨粗鬆症が引き金となる骨折の中でも『大腿骨頸部骨折』はもっとも深刻な症状で、その85%は転倒が直接的な原因となっています。
ふとももの骨である大腿骨と、股関節をつなげている部分で起こる骨折の総称を指すこの症状は年々増えており、寝たきりになる大きな原因につながるため、転倒予防も重要な課題といえます。

骨粗鬆症には種類がある

骨粗鬆症を発症してしまう原因は一つではなく、さまざまな要素が絡んでいるのが特徴です。
骨粗鬆症は『原発性骨粗鬆症』と『続発性骨粗鬆症』との大きく2つに分けられます。
加齢に伴って骨量の減少が進むことや、更年期以降の女性の骨量低下が著しくなるのは知られているものの、高齢の女性がすべて骨粗鬆症になるわけではありません。
ここでは、それぞれの特徴についてご紹介します。

原発性骨粗鬆症とその主な原因

一般に広く知られている症状で、遺伝的な要因に加齢や生活習慣など複数の原因が絡むことで起こり、骨粗鬆症の全体の90%を占めています。
ほかに明らかな原因となる疾患がなく、加齢によるエストロゲン分泌の減少によって引き起こされます。
骨の代謝に大きくかかわるエストロゲンは、加齢に伴う卵巣機能の低下や閉経のほか、年齢に問わず過度なダイエットや極端な偏食、過度の飲酒・喫煙などの生活習慣などによっても分泌量が低下します。
食生活の乱れにより、骨の形成に必要なタンパク質やカルシウム、ビタミンDやビタミンKといった栄養素が不足したり、加齢などの影響で腸での栄養の吸収能力が落ちたりする場合もあります。
すると新しい骨が作られる速さ(骨形成)が古い骨が壊される速度(骨吸収)に追いつかず、骨量が減ってしまうのです。
閉経以降の女性の骨密度が同年代の男性に比べて低い傾向にあり、骨粗鬆症の発症率が年々高まるのは、骨形成を促す働きを持つエストロゲンの分泌量が急激に減少するためなのです。

続発性骨粗鬆症とその主な原因

一方の続発性骨粗鬆症とは、原因となる特定の疾患や服薬の影響によって骨がもろくなる、二次的な症状をいいます。
原因になりうる疾患や薬によって、
・骨の代謝に影響するホルモンの分泌量が低下する
・骨の形成に欠かせない細胞に異常が起こる
・骨の中で骨の質を損なう物質が発生する
といった現象が見られ、結果的に骨量が減ったり骨がもろくなったりするのです。
また、原因となる主な疾患は、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)など内分泌性の疾患や糖尿病などの生活習慣病で、後者は特に骨密度とかかわりが深いと考えられています。

イソフラボンによる骨粗鬆症対策について

エストロゲンには、骨吸収を行う破骨細胞の亢進を抑え、骨形成を担う骨芽細胞の働きを促したり、骨からのカルシウム溶出を防いだりする作用もあります。
また、食事や日光浴によって取り込んだビタミンDを、腸でのカルシウム吸収を活性化するビタミンD3に変換させる働きも担っています。
イソフラボンはエストロゲン様作用を持つ成分のため、摂取量が多いほど骨粗鬆症を防ぐ効果が高まることが認められています。
閉経後の女性に対し、イソフラボンの摂取に適度な運動を併用してもらったところ、大腿骨の骨密度の維持に有効という報告もなされています。
骨粗鬆症にかかる原因には、日常の活動量が少ないことも挙げられ、適度な運動を習慣づけるのは骨密度の低下を遅らせるのにとても有効です。
イソフラボンの中でも、腸での吸収率が高いアグリコン型イソフラボンを摂取することで、エストロゲン不足を補い、骨粗鬆症の予防に効果が期待できるのです。

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