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イソフラボンに似ているようで違うプラセンタとは?

女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする成分として知られているイソフラボンには、その作用によって得られる効果も似ているために、混同されやすい成分がいくつか存在します。
ほ乳類の胎盤から抽出されたエキスの「プラセンタ」はその内の一つです。
プラセンタはエストロゲンの分泌を促してホルモンバランスを整える作用を持つため、エストロゲンの分泌量が減少する更年期の治療法に採用されている成分でもあります。
この記事では、イソフラボンに似ているようで違うプラセンタについてご紹介します。

イソフラボンに似ている「プラセンタ」とは

そもそもプラセンタとは、英語で胎盤を意味する言葉です。
サプリメントや化粧品などでプラセンタと呼んでいる場合は、胎盤そのものではなく、胎盤から抽出したエキスを指しており、プラセンタ抽出物やプラセンタ抽出液ともいいます。
胎盤エキスであるプラセンタには、タンパク質・脂質・糖質の三大栄養素やアミノ酸、ビタミンやミネラル類、酵素や核酸などの生理活性成分が含まれており、栄養の宝庫とも呼ばれています。
また、適切な細胞分裂を促す成長因子(グロースファクター)を含んでいるのがプラセンタの特徴で、この成分は胎児が子宮の中で確実に成長するために必要とされるものです。
プラセンタの原料には、主に牛や豚などほ乳類の胎盤を利用していますが、血液やホルモン、タンパク質などは製造過程で取り除かれるため、ホルモン剤とは異なります。
女性ホルモンを作る卵巣に働きかけることで、その機能を活発にする働きを持つほか、細胞や組織を活性化させ、健康の増進効果も期待できるのです。

プラセンタとエストロゲンの関係性とは

プラセンタには、卵巣の働きを活性化してエストロゲンの分泌を促し、ホルモンバランスを整える働きがあります。
そのため、ホルモン療法に用いられるホルモン剤や、イソフラボンなどのように外から補うことでホルモンバランスを取る成分とは別物です。
プラセンタに含まれるグロースファクターなどの働きにより、細胞分裂を促したり血行をよくして細胞の新陳代謝を後押ししたりすることで全身の代謝を活性化させ、正常な身体機能を助ける特性を持っています。
プラセンタそのものがエストロゲンを補う成分となるのではなく、エストロゲンの分泌を担う卵巣の機能を活発にしてホルモンバランスを改善していくのです。

プラセンタの応用について

プラセンタには更年期症状や肝臓疾患の治療薬や注射として、厚労省に認可された製品もあります。
医療用プラセンタには「メルスモン」など人に由来するプラセンタエキスの使用が認められており、治療目的での投与によって感染などの被害に遭った場合、救済の対象に該当すると考えられます。
一方、美容目的の場合では適応外使用となり、救済の対象からは除外となるため、いずれにしても医師に確認するようにしましょう。
医療用のプラセンタ注射液や薬品は市販されていないので、治療目的でプラセンタの適用を希望する際には、プラセンタの使用に前向きな医療機関に問い合わせるのをおすすめします。
また、健康食品や化粧品にも応用されており、4~6カプセルでプラセンタ1回分に相当する働きが期待できる高品質のサプリメントもあります。
プラセンタ注射のような即効性は期待できないものの、比較的安価で手軽に摂取できる利便性がメリットといえます。

イソフラボンとエストロゲンの関係性について

イソフラボンはエストロゲンと似た分子構造を持つため、その受容体に結合することでエストロゲンと同じような働きを示す成分です。
また、イソフラボンにはエストロゲンの分泌が不足している場合にはその代わりとなって作用し、十分な分泌量がある場合にはエストロゲンの働きが亢進するのを抑える作用も発揮します。
ただし、分泌量のピークを迎えている20~30代の女性が、エストロゲン様作用を目的としてイソフラボンを摂っても目立った効果は見られないといいます。
イソフラボンは主に大豆の胚芽に多く含まれており、大豆や大豆食品から手軽に摂れるほか、サプリメントでの摂取も可能です。
イソフラボンの摂取目安量は50mg/日となっているため、過剰に摂取すると身体に悪影響が及ぶ可能性もあるので、サプリメントを利用する際には規定量を超えないように注意しましょう。

イソフラボンとプラセンタの違いのまとめ

イソフラボンとプラセンタのいずれにも、エストロゲンの分泌量を調整する働きがあるため、エストロゲン不足による症状の改善が期待できます。
両者の大きな違いは、外部から補充するか、卵巣の機能を改善して分泌量を増やすかという点です。
イソフラボンはエストロゲン様作用によってエストロゲンの代わりとなる働きがあるものの、過剰に摂取するとその作用が増進してホルモンバランスの乱れを招く場合もあります。
一方のプラセンタは、体内の機能を改善する後押しをするため、更年期症状の緩和をはじめ加齢と共に衰える身体の健康を維持する効果も期待できます。
メリット・デメリットを比較してご自身の用途や目的に合った成分を選び、利用を検討するのがおすすめです。

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