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イソフラボンのエストロゲン様作用による保湿効果

大豆の胚芽に含まれる微量成分のイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに構造が似ているために、同じような作用が認められている成分です。
400以上もの作用を持つエストロゲンには、皮膚の水分量を保つ保湿成分の生成を促す働きも備わっています。
加齢とともに減少するエストロゲンの影響を受け、これらの成分も生成量が低下してしまうため、イソフラボンを活用することで生成量を保つ効果が期待できるのです。
この記事では、イソフラボンの持つ働きによる保湿効果についてご紹介します。

皮膚のしくみについて

人体の表面全体を覆う皮膚は、成人では約1.6平方メートルと、畳のおよそ一帖分の面積を持つ、人体でもっとも大きい臓器です。
厚さは2mmと非常に薄いものの、外部からのさまざまな刺激や衝撃から身体を守るバリア機能や、水分の喪失や体内への透過を防いだり、体温を調節したりなどの重要な役割を担っています。
その皮膚は大きく分けて、外側から『表皮』『真皮』『皮下組織』の3層で構成されており、それぞれに固有の機能が備わっています。

表皮の構造や働き

表皮全体の厚さは0.2mmほどで、外側から『角質層』『顆粒層』『有棘層』『基底層』の4つの層で構成されています。
もっとも外側にある角質層は、わずか0.02mmの薄さにもかかわらず、死滅した表皮細胞が14~15層ほど重なっていて約30%の水分を保持しています。
皮膚へのすべての外部刺激から身体を守り、体内の水分の喪失を防ぐバリアの役割を担っています。
角質層の下には、角質細胞で構成された約65%の水分を蓄えている層があり、セラミドなどの細胞間脂質や天然保湿成分(NMF)などで満たされているほか、リンパ液が流れています。
暑さや寒さ、紫外線や化学物質など外界からの刺激を神経に伝えたり、病原菌など体内への異物の侵入を感知したりする働きを備えています。
表皮の最下層にある基底層では、次々に新たな細胞がつくり出されており、その細胞は角質層に押し上げられ、最終的に垢となって剥がれ落ちる新陳代謝をくり返しています。
また、紫外線から身体を守るメラニン色素を生み出すメラノサイト(色素細胞)があるのも基底層です。

真皮の構造や働き

表皮の下には、約2~3mmの厚さの真皮があり、その約70%は網目状に張りめぐらされたコラーゲンによって構成されています。
人体のタンパク質の約30%を占めるコラーゲンは、身体をつくるために欠かせない弾力性のある成分で、組織に柔軟性をもたらし、皮膚にはハリを与えたり保ったりする役割を担っています。
また、コラーゲンの線維をつなぎ止めて補強する弾力線維のエラスチンや、非常に高い保湿力を持つヒアルロン酸などがコラーゲンの隙間を埋めるように存在しています。
特にヒアルロン酸は、1gで6リットルもの水分を蓄えられる特性を持ち、コラーゲンとともに水分を保持することで真皮に豊富な水分を蓄え、皮膚にハリや弾力を与えているのです。
さらに真皮には、汗腺や皮脂腺など、皮膚の保湿に重要な器官が備わっているほか、表皮のように新陳代謝を行わないのが真皮の特徴の一つといえます。

皮下組織

皮下組織は皮膚のもっとも内側にあり、主に皮下脂肪で構成され、表皮を真皮を支える役割を担っています。
皮下脂肪からできているので厚さには個人差があり、身体を守るクッションのような役目を果たしたり体温を維持したりする働きがあります。
また、皮下組織には神経や動脈・静脈が通っており、皮下脂肪によってそれらを保護するとともに、栄養分の供給や老廃物の排出などを行っています。

皮膚の水分が保たれるメカニズムとは?

健康な皮膚には、角質層に約20~30%の水分が含まれているためハリや弾力が保たれていますが、それ以下になると乾燥し柔軟性が失われてしまいます。
皮膚の乾燥を防いでいるのは、真皮にある汗腺や皮脂腺、表皮細胞に存在する細胞間脂質や天然保湿因子などの働きによるためです。
なかでも表皮の角質層に存在する保湿成分のセラミドは、細胞間脂質の約40~50%を構成する成分です。
セラミドなどの細胞間脂質は、細胞同士の隙間に存在してスポンジのように水分や油分を抱え込むことで皮膚の水分の蒸発を防ぎ、保湿に作用しているのです。

イソフラボンの持つ働きによる保湿効果とは

エストロゲンには皮膚や粘膜を保護して乾燥を防ぐ働きがあり、表皮の角質層の水分を保持するために重要な役割を担っています。
また、真皮層のコラーゲンやヒアルロン酸、角質層のセラミドなどの生成を促すために作用するため、皮膚の弾力を保つために重要な存在なのです。
エストロゲン様作用を持つイソフラボンには、エストロゲンと同様の働きが認められています。
エストロゲンが加齢とともに減少するのと同様に、皮膚の保湿を支える成分はいずれも年齢を重ねるに従って生成量が減ってしまいます。
イソフラボンを活用することで、エストロゲン不足を補いコラーゲンなどの生成量を保つことで、皮膚の保湿に効果が期待できるのです。

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