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意外と知られていないプロポリスとはちみつの違い

プロポリスとはちみつは同じものと間違われることがあります。実際、両方ともミツバチによって作られる食品ですので、勘違いされてもおかしくはありません。しかし、単なる名前や成分が違うだけではなく、ミツバチは全く別のものを作っていますし、目的自体も全然違います。そして、その違いは食品やサプリメントとして利用する人間にも大きな影響を与えます。もし、本来の目的と違う摂り方をすると効率が悪かったり、効果があまりなかったりします。この記事ではプロポリスとはちみつの違いが明確にわかるように詳しく説明をしていきます。

そもそも作られる目的が全然違う

はちみつは働き蜂の食糧

はちみつはご存知の通りミツバチが植物から集めてきた蜜のことで、原料は花の蜜のみで作られています。目的は自身が食べるための食糧で、食料が減る冬に向けて巣内で保存されています。はちみつはあくまで「働き蜂」の食糧です。
はちみつはこの採集されてきた蜜そのものと勘違いされがちですが、実はこれではちみつは完成ではありません。実はもう二工程経て完成です。まず一つ目の工程が採集してきたミツバチから巣内にいる別のミツバチに口移しで受け渡しをして成分を変えることです。外から持ち帰ってきた蜜の成分は主にショ糖ですが、口移しで受け取った蜜を体内で分解してブドウ糖と果糖にします。そして、二つ目の工程として、貯蔵ルームで羽ばたくことで水分を飛ばして濃度を高くします。そして濃縮して熟成させればようやく完成です。
ちなみに、女王蜂が食べるローヤルゼリーをはちみつの高級品と勘違いされることがありますが、これも全く別物です。プロポリスと同様にローヤルゼリーもはちみつとは作られる工程が全然違います。当然成分も目的も違いますので、注意してください。

プロポリスは巣を守るための材料

プロポリスは植物の樹脂や樹液、花粉が主な原料です。これらにミツバチ自身の唾液を混ぜることで粘り気が出てプロポリスが作られます。別名蜂ヤニともいわれますが、これを巣の入り口に塗ることで狭くして外敵から巣を守ったり、巣の隙間に塗ることで雨風を防ぐなどの補強をします。また、殺菌抗菌作用があるので、巣内を清潔に保ったりする目的で作られています。
プロポリスという名称を分解するとよりわかりやすくなります。プロポリスの「プロ」とはラテン語で「前や前衛」「防御」という意味で、「ポリス」とはギリシャ語で都市という意味です。組み合わせることで「都市を侵入から守る」「巣を外敵から守る」という意味になります。

成分が違うので効果にも違いあり

プロポリスの成分と効果

プロポリスにはミネラルやビタミンなどさまざまなものが含まれていますが、主な成分はアルテピリンC、p-クマル酸という桂皮酸誘導体やフラボノイドから作られています。これらの成分には殺菌抗菌作用や抗炎症作用、抗酸化作用、血流促進作用、鎮痛作用などさまざまな効果があります。

プロポリスはさまざまな効果があるので、人間が利用する場合はいろいろと工夫をすると便利に使うことができます。例えば、殺菌抗菌効果があるので、スプレーとして口内にかけることで口臭や虫歯、口内炎の原因となる細菌を死滅させることができます。また、のど飴として食べれば、殺菌抗菌効果でのどのウイルスを攻撃するだけでなく、抗炎症効果で粘膜の傷みを修復する効果を得られます。もちろん、のど飴をなめている間効果が持続するので、弱ったのどの粘膜を潤してサポートする効果もあります。ちなみに、プロポリスの鎮痛作用は強力なので、痛みを抑えたいときにも有効です。さらに、抗酸化作用や血流促進効果があるので、動脈硬化や高血圧、ガンなどの生活習慣病の予防にも効果的です。

花粉症やぜんそくなどのアレルギー症状や、切り傷ややけどなどの外傷にもプロポリスを使えば、症状や痛みの緩和になります。プロポリスは原液や、サプリメントとしてカプセル、スプレー、のど飴などさまざまなものが売られていますので、目的によって使い分けることができます。

はちみつの成分と効果

はちみつにもミネラルやビタミンが含まれていますが、主な成分はブドウ糖や果糖という糖分です。この糖が全体の8割程度を占めていて、2割が水分、残りがミネラルやビタミンです。この主に糖という成分は働き蜂にとって有効なのです。ブドウ糖や果糖は単糖類というこれ以上分解できない物質ですので、吸収すると素早くエネルギーに変換することができます。しかも、分解をする必要がないので身体に負担をかけることなくエネルギーに変えて活動ができます。
なんといっても効率よくエネルギーにできることが優れています。摂取してから20分程度でエネルギーに変換できるので仕事や勉強で疲れているときに食べると効果的です。また、疲労回復にも効果があります。

ちなみに、はちみつはミネラルやビタミンが含まれているので、プロポリスと同様に健康や美容にさまざまな効果があります。殺菌効果や抗炎症効果がわずかながらあります。昔ははちみつを傷口に塗って治療したり、咳止めとして使ったりして薬として使っていました。しかし、殺菌抗菌や炎症を和らげる目的ではちみつを使うのであれば、プロポリスを使った方が効果が高いのでおススメです。

色や味がここまで違うの!?

はちみつは成分を見ると8割が糖ですので当然ですが甘味料として使われるくらい甘い食品で、味以外にも風味付けに使うこともできます。ヨーグルトやお菓子、料理などに合わせることができます。色は黄金色をしていて、ドロッと粘り気があります。気温が低くなると粘度がさらに高まりますし、結晶化することもあります。

一方、プロポリスは口に入れるとピリピリッと辛味や苦みを感じ、強い刺激があるのが特徴です。香りも松ヤニのようなニオイがあり、料理などにはあまりおススメできません。クセが強いのでおいしくいただくというよりは、殺菌抗菌・抗炎症・鎮痛などのために使うのが良いのではないでしょうか。 濃度や品質によっていろいろな色があり、緑色から褐色までさまざまです。品質が良くなればなるほど緑色に近づき、最高級のものになるとグリーンプロポリスと呼ばれるようになります。

違いはあっても健康や美容に効果的なのは同じ

前項まではプロポリスとはちみつの違いについて説明してきました。プロポリスとはちみつは作られ方や目的、味、色など、ありとあらゆる部分で違いがあります。しかし、どちらも口にすることで細胞の酸化を防いでアンチエイジングができたり、のどや口内炎などにできた炎症が緩和されたり、疲れが回復したり、健康や美容に効果があることは共通しています。はちみつは料理に使えるので身近な存在ですが、プロポリスは普段の生活に溶け込ませにくい点があります。しかし、お互いに適材適所で使い分けることで健康と美容を促進できますので、それぞれの違いを理解して使うようにしてください。

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